農業工学職

技師

酒井 優 SAKAI YU

西牟婁振興局/農林水産振興部/農地課

2021年度入庁

※所属・役職等は取材当時のものです。

地域の農業を支え さまざまな事業に奮闘

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キャリアパス

2021年
西牟婁振興局 農林水産振興部

業務内容を教えてください。

西牟婁振興局の農林水産振興部農地課に所属しています。農地課は、農業農村整備事業の指導や土地改良区の運営指導を行う指導グループ、圃場(ほじょう)整備事業や農地防災事業、農地造成事業などを含む県営農業農村整備事業を行う2つのグループがあります。他にも、海岸近くの農地を守る保全区域・農地海岸など、県が管理する農地保全施設の維持管理のために小規模な工事の監督員をすることもあります。

県庁で働きたいと思った理由は?

紀伊半島豪雨災害が発生し、身近な人が住む場所や家族を亡くしたり、近所の山や畑が土砂崩れでぼろぼろになったのを見て、衝撃を受けたことがきっかけです。台風をはじめとした自然災害が発生したときに、被災した人の支えになれるのは公務員だと考え、県庁職員を志望。大学時代は、土砂崩れについて知識を深めたくて森林環境について学んでいました。そのときに出会った先生が畑の研究をしていて、その影響を受けて農業に興味を持ちました。私自身、身近なところに農家さんが多く、入庁が決まったときは一緒に喜んでくれたのが印象に残っています。

大変なことややりがいを感じることを教えてください。

複数の事業を並行して行うことも多々あり、大変なときもありますが、小さなものでも工事が完了したときは達成感があります。人にどうやって行動を起こしてもらうかを考え、話し方などを工夫したり、ときには農家さんと一緒に稲刈りをさせてもらったりしながら、相手との信頼関係を築くことにもやりがいを感じます。また、3年目には任せてもらえる仕事が増え、自分自身の成長が感じられることもモチベーションになっていますね。

職場の雰囲気はいかがですか?

仕事を始めてしばらくは緊張感がありましたが、今では年上の男性職員にも言いたいことが自由に言えるように。何か困ったことが起きても、周りが見ていてくれてサポートしてくれます。ベテランの方が多いので、何でも相談できて安心して働けます。職種としては、理系・文系や専門知識の有無に関わらず活躍できますし、最近は女性職員もぐっと増えてきました。規模の小さな職場なので、休暇はお互いに調整し合って取得。休みを取りやすい雰囲気です。また、部署を越えた交流も盛んで、同じ振興局の若手同士で集まって、月に1回ほど仕事終わりにフットサルやバレーボールを楽しんでいます。

休日はどんな風に過ごしていますか?

メリハリをつけて、休みの日は仕事を忘れて思い切り楽しむようにしています。友人と登山やSUPをして自然環境を満喫したり。最近は、友人と一緒に北欧のスポーツ・モルックに熱中しています。

仕事をする上で大切にしていることや、今後チャレンジしたいことはありますか?

県庁職員として仕事をしているときは、いつ県民の方に見られても恥ずかしくないように行動することを心掛けています。また、業務の中で相手に安心感や信頼感を持ってもらえるよう、丁寧な対応を大切にしています。今後は、業務への理解を深め、自身が積み重ねてきた知識や経験を証明するためにも、施工管理技士などの資格取得に挑戦したいと考えています。

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