薬剤師

副主査

上田 伸幸 UEDA NOBUYUKI

福祉保健部/健康局/薬務課

2015年度入庁

※所属・役職等は取材当時のものです。

薬剤師の知識を活用し 県民の健康を守る

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キャリアパス

2015年
那賀振興局 健康福祉部
2018年
食品・生活衛生課
2023年
薬務課

業務内容を教えてください。

主に麻薬監視業務です。医療用麻薬はがん患者さんの疼痛緩和医療に幅広く使用され、生活の質の向上に有益なものとなっていますが、その反面、適正に使用されない場合は、強い精神的・身体的依存が生じることから、法律で厳しく規制されています。そのため、病院や薬局、医薬品卸売販売業者への立ち入り検査を実施し、患者さんに適切な医療が提供されるよう、麻薬を含む医薬品の適正な流通や施用等について指導しています。

また、薬物乱用防止の啓発も大事な仕事です。近年、薬物乱用者の低年齢化が進んでいることから、若年層に啓発するため、小・中学校や高校に行き、薬物乱用防止教室を開催しています。薬物を乱用すると、乱用した本人だけでなく家族や友人等、周囲の人にも多大なる影響を与えてしまい、社会に及ぼす影響は甚大です。誤った知識や興味本位で安易に薬物に手を出してしまう人がいなくなるよう、日々業務に励んでいます。

他にも、関係機関の方々とともに街頭に立って、薬物乱用防止や臓器移植の啓発活動を行うこともあります。

県庁を選んだ理由は?

さまざまな関わりを持って幅広い業務に携りたいと思ったからです。学生時代に薬局や病院で実習をした際、1つの業界にとどまらず色々な経験をしたいと感じました。県庁での薬剤師の業務は、調剤業務だけでなく薬事や食品衛生、試験研究など多岐にわたり、また獣医師や栄養士、保健師、一般行政職などさまざまな職種の方と連携を取りながら仕事ができるので、自分の希望にぴったりだと思いました。

業務のやりがいは?

これまでは岩出保健所で薬局の許認可や薬物乱用防止活動、県本庁の食品・生活衛生課で食中毒対応やHACCPの導入支援に携わってきました。薬務課には今年配属されたばかりなので、覚えることが多いですが、業務の一つ一つが事業者や住民の方々と密接に関わっているため、県民の方々の保健衛生の向上につながっていることが実感でき、やりがいを感じています。

職場の雰囲気はどうですか?

同じ薬剤師の先輩や同僚がいますので、相談、協力しながら業務に取り組んでいます。今所属しているのは5人のチームで年齢も近いので、仕事の話だけでなく他愛ない話もよくします。上司や先輩、同僚に恵まれていると感じています。

休日はどのように過ごしていますか?

デスクワークが多いので悩みは運動不足。終業後や休日は、できるだけジムに行って体を動かすようにしています。アウトドアも好きなので、ゴルフやキャンプにもよく行きます。和歌山は海・山・川と自然が多く、楽しいアウトドアライフを満喫しています。

これから仕事にどのように取り組んでいきたいですか?

これからもチームワークを大切に、「県民のためになっているか」を常に考えながら、業務に取り組んでいきたいと思っています。公務員は自分一人の力ではできない、大きな仕事が多いと思います。最大の効果が出せるよう、協力して仕事を進めていきたいです。

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薬剤師の仕事を知る

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