和歌山県庁舎の外観

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宇宙産業への取り組み

ポスターの横に立つ職員
職種
一般行政職
所属
産業技術政策課
氏名
村田 和寛

「宇宙シンポジウム」と「宇宙産業の集積」

県では、今後の地域経済をけん引するプロジェクトとして、宇宙産業を振興しています。私が担当する業務から二点をご紹介します。

一つ目は、令和元年度から毎年開催している「宇宙シンポジウムin串本」です。シンポジウムでは、宇宙に関係する著名な方々を講師としてお招きし、基調講演やディスカッションを行っています。今年度の宇宙シンポジウムでは、県内外から600人以上の方にご参加いただき大盛況となり、多くの方の宇宙やロケットへの関心の高さを実感しました。

二つ目は「宇宙産業の集積」です。宇宙産業は自治体や民間企業などで様々なプロジェクトがあります。和歌山県でも、現在、宇宙産業を成長産業に組み込むためのビジョン策定を行っています。私は、このビジョン策定のため、国や自治体との意見交流や企業へのヒアリング、宇宙関連のセミナー等への参加を積極的に行っています。

シンポジウムで感銘

シンポジウムでは、「『失敗』とは『そこまでの成功』であり、『失敗』から得られるものは大きい。成長していくうえで『失敗』は必要」との講師の言葉に大変感銘を受けました。ロケットの打ち上げで、目標に到達できていなくとも、そこまでは成功と言えるし、到達しなかったことを分析することで次の挑戦につながるということです。私が直面している課題に通じるものがあり、励まされると同時に、全ての社会人・学生へのエールであると胸に響きました。

和歌山を宇宙産業の一大拠点に

私たちが日常的にGPS機能のあるマップを使い生活しているように、宇宙と私たちの日常生活はすでに密接な繋がりがあります。宇宙関連企業や有識者の方からお話を伺うと、宇宙産業は農業や林業、漁業などの既存産業での困りごとを解決したり、発展させる可能性に満ちているとのことです。あらゆる分野で産業が盛り上がる可能性があり、宇宙を知るたびにワクワクします。和歌山県は、宇宙分野で活躍する企業が集積し、一大拠点化することを目指しています。その一助となるため奮闘していきます。

※所属・役職等は取材当時のものです。

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