ライフワークバランス
和歌山県では「ワークライフバランス」の「ライフ」を大切に考え、「ライフワークバランス」を保つ働き方を推進します。
働き方改革(知事部局の例)
和歌山県では、職員のライフワークバランスの向上、県民の幸せにつながる仕事の一層の推進を図るために、リモートワークの推進や庁内環境の整備などさまざまな方法で「働き方改革」を進めています。職員一人ひとりが多様な働き方を実現し、業務を効率化することで職場環境の改善を目指します。
時差出勤制度
通常の始業時間である9:00のほか、職員のライフスタイルに合わせて、4つの区分の中から選択することができます。
- 8:00~16:45
- 8:30~17:15
- 9:30~18:15
- 10:00~18:45
リモートワーク(在宅勤務制度)の推進
個人に配布されるノートパソコンを利用して、自宅にいながら職場と同じように仕事をすることができます。通勤時間を育児・介護や家事の時間に充てられ、ライフワークバランスの充実を図ることができます。
庁内環境
無線LANが整備され、庁舎内のさまざまな場所で気軽に打ち合わせができ、ペーパーレス化促進にもつながっています。また、県庁内の一部のフロアでは好きな席で仕事ができるフリーアドレスを実践しています。
出産・育児のサポート制度
和歌山県庁は、産前産後休暇や育児休業をはじめとした出産や子育てを支援する各種制度が整備されているとともに、代替の職員が配属されるなど、実際に制度が利用しやすい職場環境となっています。配属、仕事内容、昇任、研修とも男女の差はありません。
主な有給の制度
- 産前産後休暇
出産予定日前8週間〜出産後8週間取得できる休暇 - 育児時間休暇
3歳になるまでの子を育てるための休暇
〈1日2回各60分、又は1日1回120分〉 - 妻の出産休暇
妻が出産する場合に取得できる休暇
〈入院の日から産後2週間の間で3日以内〉 - 男性職員の育児参加休暇
産まれてくる子や小学校就学前の子の養育のための休暇
〈子の出産予定日の8週間前から出産後1年を経過するまでの5日以内〉 - 子の看護休暇
満15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子の看護をするための休暇 〈1年につき5日まで〉
※対象となる子を2人以上養育する場合は10日まで
主な無給の制度
- 育児休業
子が3歳になるまでの期間に取得できる休業
〈任期付きの代替職員が配属されます〉
※子が1歳に達する日まで、共済組合から育児休業手当金を支給 - 育児部分休業
子が小学校就学前までの期間に取得できる休業
〈1日2時間以内〉 - 子育て部分休暇
子が小学校1年生から3年生までの期間に取得できる休暇
〈1日2時間以内〉 - 介護休暇
身内の介護を必要とする場合に取得できる休暇
〈6か月以内〉
勤務形態の選択ができる制度
- 育児短時間勤務制度
子が小学校就学前まで、勤務形態が選択できます
※給料月額は、勤務時間数に応じた額となります
①週5日……1日あたり3時間55分勤務
②週5日……1日あたり4時間55分勤務
③週3日……1日あたり7時間45分勤務
④週2日半…1日あたり7時間45分勤務×2日
1日あたり3時間55分勤務×1日
⑤週19時間25分〜24時間35分〈交替制勤務の職場のみ〉 - 早出遅出勤務制度
小学校就学前までの子等の養育等のため、始業及び終業の時刻を変更することができます
※画像をクリックすると、別タブで開きます。
職員インタビュー
安田 裕子
- 所属
- 紀北家畜保健衛生所
- 役職
- 副主査
期間 | 制度名 |
---|---|
R1.6.6~R1.9.25 | 産前産後休暇 |
R1.9.26~R2.3.31 | 育児休業 |
R2.4.1~R3.3.31 | 育児時間休暇 |
R3.5.8~R3.8.27 | 産前産後休暇 |
R3.8.28~R4.3.31 | 育児休業 |
R4.4.1~現在 | 育児時間休暇 |
獣医師として働きながらも、ライフワークバランスを大切にしたいと思い、福利厚生が充実している県庁を志望しました。産前産後休暇や育児休業など、専門職なので取得しにくいかと少し心配だったのですが、スムーズに取得できました。現在、「育児時間休暇」を取得し、毎日1時間の時短勤務をしています。子供たちは2歳と4歳。手のかかる時期ですが、職場の理解も得られ、夫の協力もあるので、奮闘しながら仕事と育児を両立しています。
中村 圭佑
- 所属
- 福祉保健部/健康局/医務課
- 役職
- 副主査
期間 | 制度名 |
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R3.7 | 妻の出産休暇 |
R3.8 | 育児参加休暇 |
R5.4 | 妻の出産休暇 |
R5.5.8~R5.6.30 | 育児休業 |
男性の育児休業も取りやすい環境なので、周囲の協力もありながら、2カ月の育児休業を取得しました。家のことに集中できて非常によかったと感じています。2歳と0歳の子供がいて、プライベートではほとんど子供と過ごしています。子供は常に予想外のことばかりしてくれて、昨日できなかったことが、今日できるようになっていたり、毎日が驚きの連続。成長を見ることができるのが楽しいですね。
田中 早紀
- 所属
- 海草振興局/健康福祉部/保健課(海南保健所)
- 役職
- 副主査
期間 | 制度名 |
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H30.10.1~H31.1.23 | 産前産後休暇 |
H31.1.24~R2.4.30 | 育児休業 |
R2.5.1~R3.1.3 | 育児短時間勤務 |
R3.1.4~R3.4.25 | 産前産後休暇 |
R3.4.26~R4.4.30 | 育児休業 |
現在は「育児時間休暇」を取得して30分早く退勤し、保育園のお迎えに行っています。子供は4歳と2歳。「可愛い時期だな」と思うと同時に「今をどんな風に乗り切ろう」と必死なのも正直なところです。1日30分の時短なので、1ヶ月にすると1.5日程度、勤務時間が少ないことになります。子供関係で休むこともあり、仕事が溜まりやすいので、その分効率を上げてやりくりしようと頑張っています。
ありがたいことに「育児時間休暇」が取得できる期間が終わっても、「早出」「遅出」勤務の体制が利用できます。「今を乗り切ったら自分のペースで仕事ができるようになる」と信じて、頑張って育児と両立したいと思っています。
髙野 晃輔
- 所属
- 伊都振興局/健康福祉部/衛生環境課(橋本保健所)
- 役職
- 主査
期間 | 制度名 |
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R5.1 | 妻の出産休暇 |
R5.4.1~R5.9.30 | 育児休業 |
令和5年4月から半年間育児休業を取得しました。初めての子供だったので、夫婦ともに手探りの中での子育てでしたが、協力して育児をすることができました。昼夜のない新生児の育児は、想像以上に肉体的にも精神的にも大変でした。妻は「1人では乗り切れなかったかも」と振り返っています。我が子の成長過程を間近で見られたこと、妻子にきめ細やかな愛情を注げたこと、本当に取得して良かったと思っています。
なにより、上司や同僚が育児休業に協力的で、応援してくれたことがありがたかったです。育休期間中は代替の方が来てくれるので、取得時と復帰時にしっかり引き継ぎをすれば、特に業務に影響は出ません。安心して育休を取れる空気感があるので、1ヶ月や3ヶ月など期間はさまざまですが、取得する人は多い印象です。
※所属・役職等は取材当時のものです。