こどもまんなか社会推進への取り組み

- 職種
- 社会福祉士
- 所属
- 中央児童相談所
- 職名
- 副主査
- 氏名
- 野口 真幹
- 採用年度
- 2015年度
こどもの困りごとへの支援策
和歌山県では、すべてのこどもが幸せな生活を送ることができる「こどもまんなか社会」実現のため、多岐にわたる取リ組みをしています。
こどもが成長する中で課題に直面した際に相談援助を行う児童相談所の体制もその一つです。児童相談所は、児童虐待だけではなく、こどもの発達やしつけ、不登校、非行など、子育てのさまざまな悩みに対応する専門機関です。児童福祉司や児童心理司、保健師、弁護士などの専門職員が連携しながら相談に応じています。
私は児童福祉司として、悩みを抱えるこどもや家族からの相談に対応をしています。こどもや家族と面接し、こどもの置かれている環境や困りごとを整理して、こどもや家族と一緒になって課題の解決に取リ組みます。また、必要に応じて地域の支援機関とも連絡を取り、家庭の支援体制を調整していきます。
児童相談所職員は、こどもや家族の困りことにチームー丸となって最善の支援策を検討します。そして、こどもが心身ともに健やかに育ち、こどもと家族の持つ力が最大限に発揮できるよう支援しています。

仕事と子育ての両立
私の職場は子育てについて理解があり、福利厚生も整っています。
もちろん男性の育児参加も推奨されているため、さまざまな子育ての制度を活用し、自分のライフスタイルにあった働き方ができるのが魅力です。この制度を活用し、妻の出産の際、我が子が生まれる瞬間に立ち会うことができました。また、育児休業も取得しました。こうして我が子の成長を見守れた経験は何よりも貴重だったと思います。

こどもたちの笑顔のために
こどもや保護者からの相談を受けて支援をした結果、こどもや保護者の笑顔が見られた時は非常にうれしく感じます。また、こどもや保護者から感謝されたときも、とてもやりがいを感じます。こども一人一人と面接やスポーツ、遊びを通じて信頼関係を築き、その子に合う支援策は何かを考えることの面白さもあります。
私自身も子育て世代。自分自身の子育て経験を活かし、これからもこどもたちの笑顔のために仕事に努めたいと思います。
※所属・役職等は取材当時のものです。