学校事務職

副主査

庄田 実里 SHOTA MISATO

和歌山県立紀央館高等学校

2020年度入庁

※所属・役職等は取材当時のものです。

バックオフィスから 教員・生徒をサポート

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キャリアパス

2020年
日高振興局 地域振興部
2022年
和歌山県立紀央館高等学校

県庁で働こうと思った理由は?

JICAの海外協力隊を経て、帰国後も県内でJICA関係の職に就いていたのですが、その時に仕事でご一緒した県の職員さんがすごく熱心に取り組んでくれたことが印象的で、「県民のために」という仕事姿勢に感動しました。加えて、入庁前に事務補助職員として働いた和歌山県うめ研究所で、職員さんたちが自身の専門性を生かして働いている姿を目の当たりにしたことで、自分も海外で活動してきた経験を生かしてもっと県民の役に立ちたいという思いが強くなりました。
実際に入庁してみると、以前働いていた民間企業での仕事経験や人間関係、事務補助職員として働いた際の文書事務や庶務などの基本的知識が助けになっています。

やりがいを感じる瞬間は?

教職員の会計事務をサポートする、いわばバックオフィス業務が私の仕事。例えば、教員の出張にかかる旅費事務も私の担当なのですが、夏休みの長期休業中は部活動の引率や長期出張で不在の方が増えるため、確認事項や協議が増える反面、対面で十分に相談することが難しくなります。その場合はオンラインツールを駆使し、限られた時間で詳細を詰めて多くの書類を処理していきます。直接生徒と関わることはあまりないのですが、書類を通じて生徒の部活動でのがんばりや成果を感じられることも大きなモチベーションになっています。

職場の雰囲気はどうですか?

学校ならではの活気が心地よく、家庭での朝の準備に追われた後、たどり着いた職場がシェルターだと感じるほど。上司や同僚は業務上のことはもちろん、家庭のことも安心して相談できる方ばかり。残業になる業務要因があればそれを洗い出し、改善策を一緒に考えてくれているので、日々の業務効率化が進み、定時帰宅につながっています。例えば、自宅と職場が近いこともあり、家事においても、分刻みのスケジュールを組むことができています。また、子供の行事や看病の時には休みを取りやすく、業務上のサポートも得られやすい環境が本当にありがたいです。

海外での経験が生きていると感じることは?

外国のコミュニティに入るときには、自分のやり方を押し付けるのではなく、相手の言い分や理由、判断基準はどこにあったのかなど、「聴く」ことを大事にしていました。まずはコミュニティに受け入れてもらわないと始まらない。それは教育現場でも同じで、受け入れてもらって初めて仕事ができると思っています。そのため、一緒にお仕事をさせていただく方の意見を聴くことを重視しています。教員は普段からとても忙しいので、コミュニケーションが端的になってしまうケースもありますが、できる限り深いところまで掘り下げて聴くようにしています。

仕事と子育ての両立について教えてください。

職員採用の受験勉強をしていた頃、子供が2歳。頻繁に職場に熱が出ましたと保育園から電話がかかってくる年頃だったので、勉強時間の確保が大変でした。幸い同じ県職員(教員)である夫も休暇を取りやすい職場でしたので、2人で1週間ごとのスケジュールをすり合わせながらなんとかやってきました。採用が決まってからも、初年度は夫が育児短時間勤務制度を活用することで、私はフルタイムで働き始めることができました。その時、改めて夫婦で協力しながら仕事と家庭の両立を目指すことができる職場のありがたさを感じました。

入庁前のイメージと入庁後でギャップを感じたことはありますか?

一県民でいた時は全く見えていなかった「今の和歌山県を支えている仕事」がたくさんあることが、中に入ることで見えてきました。「こんなことまで県職員がやっているんだ」と驚くようなこともたくさんありました。業務上、大変なこともあるかもしれませんが、県民が当たり前に行政サービスを享受できる環境にすることに意義を見出しています。正直地味な仕事も多く、まさに縁の下の力持ち。でも、なくてはならない仕事ばかりです。私の仕事もいわばその1つ。縁の下の一端を担うことができて嬉しく思っています。

これからチャレンジしたいことは?

今後は、障害・特性の有無や国籍・性別に制限されることのない、多様性を大切にした多文化共生の地域づくり分野での専門性を身につけ、県民の皆さんが笑顔で暮らせる社会づくりに貢献できるよう精進したいと思っています。元々地域づくりには興味があり、現在もプライベートでは、県内在住の外国籍の方向けに、家庭での余剰品を交換・譲渡し合う活動に関わっています。どんどん人口が減っているという現状下でも、最後まで諦めてはいけないのが我々地方公務員。自身の仕事と県民生活のつながりを理解・意識し、県民のための仕事ができているかという事を常に考え、改善するようにしていきたいです。

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