キャリアパス
- 2019年
- 日高振興局 農林水産振興部
- 2023年
- 那賀振興局 農林水産振興部
業務内容を教えてください。
農地課の指導グループで、農地や水路、ため池などの保全活動に対する助成を行う事業を担当し、活動内容の確認や市役所からの相談に対応しています。
また、大雨の際に農地への浸水を軽減するため、排水機場の整備工事の発注と監督を行っています。
工事実施に先立って、現場に稀少な動植物がいないかを調べることもあります。専門家の意見を聞きつつ、必要に応じて工事の影響のない場所まで動植物を移動させたりします。
県庁を選んだ理由は?
高校を卒業して県外の大学に進学していましたが、離れたことで地元が一番落ち着くことに気づいたんです。帰省の度に、卒業後は和歌山に戻って仕事をしたいという思いが膨らんでいき、和歌山に少しでも貢献できる仕事はなんだろうと考えた時に浮かんだのが県職員でした。大学での専攻は固体物理学。特別農地関係や建築を専門にしていたわけではないのですが、新たな知見を取り入れながら、これまで培ったことを生かせたらと思っています。
生まれ育った新宮はおっとりした空気感のある長閑なまち。同じ県内でも地域によって雰囲気は変わりますが、それでも和歌山は全体的に穏やかでホッとできる場所だと改めて感じています。
業務で大変なことは何ですか?
今所属している指導グループでは市役所を指導する立場にありますので、必然的に市役所の担当者からの質問も多くなります。僕たちはそれに答える必要がありますが、いかんせん相手の方は経験が豊富なことも多いので、日々の情報収集や回答に必要な勉強が重要になってきます。やり方にも地域性があるため、転勤で新たな地域に着任すると、事業内容や地域のやり方を把握し、対応するのにひと苦労します。ですが、多様な業務があることで、1つ覚えたことを他の業務にも活用できたり少しずつ自分のスキルアップを実感しています。
休日の過ごし方は?
プライベートでは時間の使い方を大切にしています。最近はやや自粛中なのですが、しばらくオンラインでスポーツ対戦をするゲームにのめり込んでいたので、ゲームの時間を確保するため、買い物や掃除洗濯などの家事を効率的に行うようになりました。おかげでその習慣は今も続いています。
職場の雰囲気はどうですか?
公務員と聞くとお堅い職場というイメージがありましたが、実際に入庁してみるとフレンドリーな先輩方ばかり。おかげでのびのびと業務に携われています。
日頃からコミュニケーションを大切にしていて、考えが詰まった時には自分だけで解決せず、先輩や上司に状況や意向を伝えて相談します。そうすることで、自分自身が内容を確認できるだけでなく、自ずと事業の進捗を把握してもらうことができるからです。同様に、後輩には進捗を聞き、困っていたら相談に乗るようにしています。
課内の人たちとは仕事だけでなく、プライベートの相談もできる関係。昼休憩にはみんなで庁舎周辺をウォーキングしながらいろんな話をしています。