水産職

副主査

大橋 慎平 OHASHI SHINPEI

農林水産部/水産局/水産振興課

2020年度入庁

「栽培漁業」で 漁獲を増やす

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キャリアパス

2020年
資源管理課
2022年
水産振興課

業務内容を教えてください。

事務仕事から現場作業まで、水産業の振興に関するさまざまな業務を担当しています。中でも「栽培漁業」の推進は面白い取り組みだと思っています。
栽培漁業とは、魚の生存率が低い卵から稚魚の時期を人の手で育て、ある程度の大きさになってから放流する、漁獲量の増加を目的とした取り組みです。和歌山県では、加太と串本にある「栽培漁業センター」で、ヒラメ、イサキ、クエ、キジハタ、アワビ類を生産し、各地で放流を行っています。私は、種苗の生産から放流までの計画の策定や管理運営を担っています。

仕事のやりがいは?

栽培漁業に関しては、漁師さんからの要望を受け、計画を立てて関係部署と協議するなど、事業計画の策定に携わっています。その内容が県の事業へダイレクトに反映されるので、「この計画で本当に効果が出るのか」といった迷いやプレッシャーを感じることもありますが、漁獲が増えた時にはホッとすると同時に大きなやりがいを感じています。

県庁を選んだ理由を教えてください。

釣りや魚が好きで、大学時代は深海魚を研究、前職ではカツオの研究に携わっていたので、その知識や経験を生かしたいと考えていました。
前職で和歌山県の水産分野と関わりがあり、瀬戸内海と太平洋の環境の異なる海に面し、カツオ以外にもシラス、タチウオ、イセエビなど多種多様な水産物に恵まれている海に魅力を感じていました。そのため、是非とも和歌山県の水産職員として働きたいと思い、志望しました。

転職を経て感じている、県職員として働く魅力は?

前職の研究職は競争が厳しいので、仕事が終わってから自分の研究に取り組み、夜中まで論文を書くなど、非常にハードで仕事とプライベートの線引きも曖昧でした。現在は、平日でも子育てや家事を担うことができますし、休日はきっちり休むことができますので、家族も喜んでくれています。子供と海や川に遊びに行くのが、最高のリフレッシュです。

職場の雰囲気を教えてください。

今の部署は上司から後輩までとても話しやすい雰囲気なので、コミュニケーションの面で困ることは全くありません。同じ班は4人で、協力し合って仕事をしています。コロナ禍で減少した飲み会も少し復活して、仕事以外の場面でも仲良くしています。

これからチャレンジしたいことは?

漁業の現場や実態を知らずに良い計画を策定することはできません。そのため、振興局の普及員や水産試験場の研究員と連携し、放流の際などは積極的に現場に出るよう心掛けています。
入庁前は、県の水産職=水産試験場というイメージだったのですが、補助金申請の手続きから漁業の許可、水産物に関する食品衛生やHACCP認証に関わることなど、想像以上に多様な業務とそれを行う部署があり、それら全てが連携しながら和歌山県の水産振興が推進されているという実態が見えました。
研究畑でやってきた私がこういった幅の広い仕事をこなせるのか、最初は少し不安になりましたが、ひとつひとつの業務を一生懸命こなしていくことで少しずつ出来ることが増え、自信に繋がっていくということが分かりました。これからもさまざまな仕事にチャレンジし、県の水産業の発展に貢献していきたいと思います。

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