林学職

担当した仕事の内容・魅力

　大きな土砂災害現場を復旧する「治山事業」が今の私の仕事。初めて被災現場に行って驚いたのは、自然の力の脅威。「めちゃくちゃ崩れてるやん、こんなん人間の力で復旧できんの？」と心の中では思いつつ、先輩に教えてもらいながら測量と図面を描くCADを初体験。入札して工事をしてくれる建設業者の方が決まると、現場でいざ打合せ。すぐに素人と気付いた建設業者の方は手取り足取り優しく対応してくれました。実際に工事が始まると毎日問題が勃発。隣の先輩の現場は、全然問題が起こらないのにこっちは日々トラブル。「段取りが命」ということを肌で感じました。でも優しい建設業者の方と課題解決を探り合いながらなんとか工事は完成。コンクリートを1,000㎥使用したそびえ立つダムを見て、地元の人から喜びの声を聞いた時は心の中でガッツポーズ。先を読んで段取りすること、トラブルを先輩方々と相談して解決すること、そして人を守る、森林を守るための『後世に残る物を作る』全部やりがいです。

私のわかやまライフ

　趣味である釣りによく出かけています。私のワークライフバランスはどちらかと言えば「ライフ」に偏っており、時には休暇を取って同僚と釣りに行ったり、ハーフマラソンに挑戦したり、「南高梅」を使って梅ジュース・梅酒を自家製で作るようになりました。昨年度の年休取得率は100％。釣仲間の同僚は今年育児休暇を取得し、現在は時短勤務です。福利厚生は充実しており、ゆとりを持って働くことができます。

メッセージ

　私は、大学時代に林業の勉強をしていたわけでも、理系の学部だったわけでもありません。入庁後、周りの先輩や上司に丁寧に教えてもらって、必死について行っています。わからないことは教えてもらえる環境が整っていることは、一番のおすすめポイント。また、少し遅れ気味ですが、公務員もペーパーレス化を目指し、DXに取り組んでいます。大学生の時に、PCスキルを身に着けておくことがおすすめ。効率化できる部分は効率化していきましょう。