水産職

主査研究員

武田 崇史 TAKEDA TAKASHI

水産試験場

2011年度入庁

※所属・役職等は取材当時のものです。

研究を通じて 和歌山の水産業を振興

  1. ホーム
  2. 人を知る
  3. 武田 崇史

キャリアパス

2011年
水産振興課
2014年
海草振興局 地域振興部
2017年
水産試験場

担当した仕事の内容・魅力

 和歌山県の水産業にとって重要種であるシロアマダイ、スマ、クマエビ(アシアカエビ)、モクズガニなどの種苗の安定生産や量産を目標とする研究を行っています。これらの種は初期(ふ化から変態完了まで)の飼育が非常に難しく、水槽内で順調に育っていると思っていても、翌日に全滅することがごく普通にあります。初期の魚類および甲殻類は免疫機能が低いことから病原菌に弱く、また、発育に伴って形態や生理機能が大きく変化し、飼育に適した環境が変遷することが、この時期の飼育の難しさの主たる要因だと考えています。研究は試行錯誤の連続で、肉体的、精神的に辛いこともありますが、全国的にみても高いレベルのことに挑戦しているので、目標をクリアしたときには達成感が得られます。研究成果は養殖や種苗放流の事業現場で活用され、漁業者さんや技術者さんが喜んでくれているのを近くで感じることができるので、この仕事には魅力ややりがいがあります。

私のわかやまライフ

 幼少期から生物に興味があり、中でも魚類が好きで、「飼育(海・淡水魚)」、「海釣り」、「調理(魚介類)」などを趣味としています。現在の職務は魚介類の飼育・研究が主であるので、週末にきっちり休暇を取るという訳にはいかないのですが、時間と体力があればストレス発散に釣りをして、釣った魚を調理するなどしています。

メッセージ

 私は学生時代にクロマグロ、クエなどの種苗生産に関する研究を行っており、当時、携わっていた研究にやりがいや面白さを感じていました。同様の研究を仕事にしたいと考え、幼いころから様々な縁があった和歌山県を受験し、就職しました。和歌山県に就職した場合、現役の間に水産業に関係した行政職と研究職をともに経験することになりますが、就職に際して私と同じような学生さんは受験を検討して頂ければと思います。

この記事をシェアする

  • LINEでこの記事をシェアする
  • Facebookでこの記事をシェアする

水産職の仕事を知る

左矢印を示すアイコン 右矢印を示すアイコン 上矢印を示すアイコン 下矢印を示すアイコン 外部リンクを示すアイコン 一時停止を示すアイコン 再生を示すアイコン 検索を示すアイコン 検索を示すアイコン スピーカーを示すアイコン 補助を示すアイコン