獣医師

副主査

安田 裕子 YASUDA YUKO

紀北家畜保健衛生所

2014年度入庁

伝染病検査や予防で 県の畜産を支える

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キャリアパス

2014年
紀南家畜保健衛生所東牟婁支所
2017年
紀北家畜保健衛生所

県庁を選んだ理由を教えてください。

入庁は10年前。私たちの世代の女性は、大半が仕事と家庭を両立させている印象です。私も獣医師として働きながらも、ライフワークバランスを大切にしたいと思い、福利厚生が充実している県庁を志望しました。

業務内容を教えてください。

「家畜保健衛生所」は、地域における家畜衛生の向上を担い、家畜伝染病の予防や診断、飼養衛生管理の指導を行う施設です。

私は「病性鑑定課」に所属しています。家畜の伝染病が疑われる場合、迅速かつ的確な診断のための解剖や検査を実施する課です。担当は、鳥インフルエンザや豚熱をはじめとするウイルス学的検査。死亡した家きんや家畜の検査などを行います。家畜の伝染病は一大事です。万が一の発生に備えて、迅速な初動が取れるよう準備を怠りません。

また、農林水産省が1週間かけて主催する研修を毎年受講し、症例発表や講義を聞いて、知識をアップデートします。他県の担当者と情報交換をして、専門的な知識や技術の研鑽に努めています。

大変なことややりがいは何ですか?

担当している鳥インフルエンザや豚熱は、検査方法やその関連情報が頻繁に更新されます。的確に把握するために、勉強や情報収集は欠かせません。また、自分の検査が診断、ひいては処分に直結するため、検査は絶対に間違うことができません。丁寧すぎるほど慎重に行っています。こういった業務はプレッシャーを強く感じますが、その分やりがいがあります。

「育児時間休暇」を活用しているのですね。

毎日1時間の「育児時間休暇」を取得し、時短勤務をしています。子供たちは2歳と4歳。手のかかる時期ですが、職場の理解も得られ、夫の協力もあるので、奮闘しながら仕事と育児を両立しています。産前産後休暇や育児休業も、専門職なので取得しにくいかと少し心配だったのですが、スムーズに取得できました。

休日はどのように過ごしますか?

共働きのため、子供たちと平日あまり一緒にいられない分、目いっぱい遊びます。連休の時には県外の祖父母の家に行くことも。民間で就職した場合、獣医師はカレンダー通りに休めないことが多いので、その点でも県庁に入庁して良かったと思っています。

職場の雰囲気はどうですか?

年上の方が多く、仕事のことだけでなく、育児や家庭などプライベートのこともいろいろと相談できるのがありがたいです。みんな仕事熱心でお互い協力し合う環境があるので、居心地がいい職場です。

今後チャレンジしたいことは?

生産性の高い養鶏産業の実現のため、「養鶏研究所」での研究にチャレンジしたい気持ちがあります。入庁時に上司に教えてもらった「仕事とは問題点を見つけて改善していくこと」という言葉を胸に、コツコツ頑張っていきたいと思っています。

入庁時に驚いたことは、職員が想像以上に真面目で熱心だということ。「県民のために全力投球」、その迫力ある仕事ぶりに非常に刺激を受けました。先輩たちのその姿から「細かい点でも120%まで追究する姿勢で正確な検査をする」という責任感を教えられたので、それを自分の中心としてキャリアを進めていきたいです。

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