一般行政職

課長

有田振興局/地域づくり部/地域づくり課

2002年度入庁

※所属・役職等は取材当時のものです。

地域の笑顔を繋ぐ 振興局での働きがい

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キャリアパス

2002年
出納室
2004年
日高振興局 建設部
2007年
人事課
2010年
食品流通課
2012年
政策審議課
2021年
食品・生活衛生課
2015年
企業振興課
2019年
労働政策課
2022年
総務課DX推進室
2023年
行政企画課
2024年
有田振興局 地域づくり部

和歌山県庁を志したきっかけや、これまでの経緯を教えてください。

私の父が和歌山県庁の職員として、農業の普及指導員という仕事をしていたことが最大のきっかけです。
普及指導員は農家さんのもとへ直接足を運び、技術的なアドバイスや経営のサポートをする仕事なのですが、私にとって一番身近な大人が、県民の方々のために、そして地域の方々のために汗を流して働いている姿はとても誇らしく見えました。
普及指導員の仕事を通じて、父はよく現場の話をしてくれました。幼い頃の私は、その話を聞きながら「県庁の仕事って、こんなに地域の人と深く関わるものなんだ」と、おぼろげながらイメージを膨らませていたように思います。

お父様の姿を見て、公務員という仕事にどのようなイメージを持っていましたか?

公務員の仕事というと正直なところ、一般的には「お堅い」「デスクワーク中心」というイメージが強い職種だと思います。ですが、私の父は少し違っていました。休日などに父が現場へ連れて行ってくれた際、そこで出会う農家の方々と楽しそうに談笑している姿を見て、「公務員って、こんなに笑顔で人と接する仕事なんだ」と驚いたことを覚えています。
もちろん、家で夜遅くまで熱心に勉強している父の姿も見ていました。決して楽な仕事ではないけれど、その分、誰かの役に立っているという確かな手応えがある。そんな「大変だけれど、それ以上にやりがいのある仕事」というポジティブなイメージが、こども心に深く刻まれました。

大学時代は東京で過ごされたとのことですが、そのまま東京で就職するという選択肢はありませんでしたか?

大学の4年間は東京での生活を存分に楽しみましたが、就職を考える時期になっても、東京で働き続ける自分を想像することはできませんでした。東京には何でもありますが、私にとっての「帰りたくなる場所」は、やはり家族がいて、温かな時間が流れる和歌山だったんです。
いつかは和歌山に戻って、自分の育った街をより良くするために働きたい。その想いは、一度外の世界に出たことで、より一層強固なものになりました。やはり私は和歌山が大好きなんです。その大好きな場所を守り、支える一員になりたいという願いが、私を県庁へと導いてくれました。

実際に入庁してみて、ギャップを感じたことや大変だったことはありますか?

最も大きな変化であり、大変だと感じたのは「数年ごとの異動」です。和歌山県庁では数年単位で部署が変わることが一般的ですが、そのたびに全く新しい分野の仕事を一から覚えなければなりません。
最初は、ようやく仕事に慣れてきたところで別の部署へ移ることに、戸惑いを感じたこともありました。ですが、経験を重ねるうちに、その考え方は変わっていきました。
異動は単なる職務の変更ではなく、自分自身の可能性を広げる「冒険」のようなものだと気づいたんです。

異動を前向きに捉えられるようになったのはなぜでしょうか。

部署が変われば、関わる人も、解決すべき課題もガラリと変わります。県庁内だけでなく、地域住民の方々や企業の方々など、多様な立場の人たちと新たな信頼関係を築いていく。その過程で得られる新しい知見や経験は、確実に自分の幅を広げてくれます。
自分自身の成長を実感できるこの仕組みは、今では和歌山県庁で働く上での大きな魅力の一つだと確信しています。
もちろん、分野によっては得意・不得意はありますが、約3,500人の職員がそれぞれの場所でベストを尽くす。その巨大なパズルの一片として貢献できることに、強い組織としての誇りを感じています。

現在はどのような業務を担当されていますか?

今は有田振興局の地域づくり課という部署で、地域づくり、観光振興、商工振興、防災対策、こども食堂支援など様々な業務を担当しています。こども食堂支援では「こども食堂」を運営している団体への支援を行っていますが、有田振興局では「こども食堂支援ネットワーク」を立ち上げ、行政・団体・企業が三位一体となって活動を支える仕組みを作っています。
こども食堂は、こどもたちに食事を提供するだけでなく、多世代が交流する「地域の居場所」として、今の社会に欠かせない非常に大きな価値を持っています。
しかし、その多くはボランティアの方々の善意と限られた予算で運営されており、継続していくには多くの課題を抱えているのが現状です。

具体的には、どのような形で「橋渡し」をされているのですか?

私たちは管内の企業や団体を直接訪問し、こども食堂の活動内容を丁寧に説明しながら、支援の輪を広げる活動をしています。
例えば、地元企業の「和歌山アイコム」さんと連携した事例があります。トランシーバーを製造されている企業さんなのですが、その技術を活かしてこども向けの防災教室を企画していただきました。
その他にも、工場の休日にこどもたちを招いて工場内での「かくれんぼ」大会を開催するなど、こどもたちが心から楽しめる、企業さんならではの支援の形を一緒に模索しています。
また、企業から寄付していただいた備蓄用の食品などを、管内17の団体に適切に分配するマッチング業務も行っています。支援をしたい企業と、支援を必要としている現場。その両者の「想い」を繋ぐのが、私たちの役割です。

ライフワークバランスや、職場の雰囲気についてはいかがですか?

私には小学6年生の娘がいるのですが、和歌山県庁は子育て世代にとっても非常に働きやすい環境だと実感しています。我が家は共働きですので、学校行事や送り迎えが必要な場面など、どうしても仕事を調整しなければならない場面があります。
そんな時、1時間単位で休みを取得できる制度は本当に助かっています。そして何より、上司や同僚が「お互い様」という精神でフォローし合える、温かな空気感があります。
「仕事も大切だが、家族との時間も同じくらい大切にしよう」という文化が根付いているので、心にゆとりを持って業務に励むことができています。

最後に、和歌山県庁を目指す求職者の方へメッセージをお願いします。

和歌山県庁には、皆さんが想像している以上に、多種多様で刺激的な仕事が待っています。地域に密着し、目の前の誰かの笑顔のために知恵を絞る。それは、他では味わえないほどダイナミックで面白い経験になるはずです。
知事も「笑顔があふれる和歌山にしたい」という目標を掲げています。職員一人ひとりが現場で生み出す笑顔は、最初は小さなものかもしれません。ですが、私たち3,500人の職員が、それぞれの専門性を活かして力を合わせれば、和歌山県全体を包み込むような大きな笑顔を作ることができると信じています。
「和歌山をもっと良くしたい」という熱い想いを持った皆さんと、いつか一緒に仕事ができる日を心から楽しみにしています。あなたの挑戦を、和歌山県庁は待っています!

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